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●● カルシウムこぼれ話 - Episode of calcium - ●●

はじめに

人間にとってミネラルは必要不可欠なものですが、特にカルシウムはもっとも重要でありながら不足しがちなものです。

ただ、どの栄養素も単独で働くものでなく、複数の栄養素の複合的な働きとして作用しているので、すべての栄養素について、いかにバランス良く摂取するかというのが重要になります。

ここではカルシウムを中心に、複合的に働く栄養素全般について、主に栄養学の権威川島四郎先生の著作から面白いエピソードなどをご紹介してみようと思います。

決して健康健全だとは思えない一面のある飽食の現代、これが人体と栄養について考えたり、カルシウム含有食品マイカルについて理解されるときの一助になれば幸いです。


■ もくじ ■

栄養学の世界的な権威 川島四郎先生について

石本活生化学研究所は、栄養学の世界的な権威川島四郎先生とは深いご縁があります。
昭和12年より川島四郎博士のご指導で横須賀海軍委嘱研究生産工場として兵食栄養補助のためのカルシウム剤、鉄剤を供給しておりましたが、以後、川島先生には幾多のカルシウム啓蒙の著作の中で、終生同社のカルシウムを応援していただくことになりました。

川島四郎先生のご経歴

川島先生は屈指の栄養学の権威です。
先生は戦前、陸軍大学を優秀な成績で卒業されたあと、薦められた東大の法科をことわり、兵隊の体力の増強の必要から栄養と食糧の研究のため東大農学部の農芸化学に進まれ、世界で最初のビタミンの発見者鈴木梅太郎博士に師事されました。
先生は1986年に亡くなられましたが栄養学の論文著作は多く、また私どもにもわかりやすく書かれたものも数あり、それらや弊社に関わる資料から、主にカルシウムに関係した大変有益なものを拾ってお届けしてみたいと思います。

こぼれ話1 日本の軍用糧(りょう)食は優秀だった

川島四郎先生の栄養学のお話を、先生の著作の中から拾ってご紹介しています。
詳しいお話は、下記の「引用および参照させていただいた著作」をご参考ください。

こんなお話が・・・

サトウサンペイさんとの対談でのことです。
川島先生は陸軍主計少将で、軍用糧食の研究では世界的な権威であられました。
戦後それを知ったGHQのフォード少将から「貴殿の永年の研究資料をぜひ貸して欲しい」という申し入れがあったそうです。
アメリカ軍が日本軍の軍用糧食を手に入れて調べた結果、夜間視力増強食や元気食など、それぞれがすばらしいものであったのが理由です。
一度はお断りになりましたが、日本に軍隊は既になく、その研究が人類全体の役に立つのであればということで説得に応じたそうです。
その資料は約束の返却日の2日前に陸軍次官の礼状を添えてきちんと返却されたのだそうです。
今の宇宙食にも活用されているのでしょうとはサトウサンペイさんの談。

・・・・この項、引用及び参考は
食いしん坊ここだけの話」講談社
緑の葉緑素が赤い血になる
川島四郎 サトウサンペイ

こぼれ話2 カルシウムと野菜不足で狂暴

川島四郎先生の栄養学のお話を、先生の著作の中から拾ってご紹介しています。
詳しいお話は、下記の「引用および参照させていただいた著作」をご参考ください。

先生は「カルシウムには骨や歯を丈夫にするだけではなく、気持ちのいらいらを鎮め、精神を穏やかにする作用があるんです」と述べておられます。

先生は若い頃、陸軍におられ、軍用糧食の研究をされていました。
その時の実験の中で、同じ母体から生まれた12匹の白ネズミを6匹ずつ、AとBのグループにわけ、Aグループには普通の餌、Bグループにはことさらカルシウムと青野菜抜きの餌を与えて育てました。
すると、毎日目方を計るとき、Aグループはおとなしくつかまれるけど、Bグループは気が粗く、噛み付くので手が傷だらけになってしまったそうです。
同じ親から生まれても食べ物の違いでこんなにも違うのか、と思われたそうです。

そういうことがあって、戦後、あの連合赤軍による浅間山荘事件が起き、彼等の普通では考えられない、あまりに残酷な仲間へのリンチ殺人をお聞きになった時、すぐに群馬県警へ赴かれ、彼等の食生活についてお調べになったそうです。
彼等の内の一人が非常に細かく出納帳をつけており、山に籠った12月はじめから捕まった3月中旬までの百日間、西軽井沢駅などでインスタント食品ばかり買って食べている、ということがわかったのです。
すなわち、青野菜とカルシウムのあるものを全く食べていないということです。

「百日もカルシウムと青野菜をとらなければ、気持ちが荒れて来て、残酷なことも残酷と感じなくなるんです」と、そう先生は結んでおられます。

・・・・この項、引用及び参考は
日本人の栄養学講座「食べ物さん、ありがとう」 保健同人社
先生/川島四郎 生徒/サトウサンペイ

こぼれ話3 緑の葉緑素が赤い血になる

川島四郎先生の栄養学のお話を、先生の著作の中から拾ってご紹介しています。
詳しいお話は、下記の「引用および参照させていただいた著作」をご参考ください。

先生のお話です・・・

私は毎日たくさん青野菜を食べていますから、赤血球も多く血液がサラサラしてきれいです。
だから、心臓に負担をかけずに血液が体の隅々まで流れる。
血圧が正常、心臓も楽で、顔の色つやが良い。

その秘密は青野菜です。

赤いのが動物の血、青いのが植物の血です。
この葉緑素が赤い血液を作るのに必要なんです。

どっちも化学構造はよく似ています。
それは、<ピロール核>というのが4個あって、そのまん中に<鉄>が1分子入っているのが血液の赤い色素、<鉄>のかわりに<マグネシウム>が1分子入っているのが<葉緑素>なんです。
そしてこの<葉緑素>が体の中に入ると<ピロール核>のまん中にあった<マグネシウム>が<鉄>と入れ代わって、真っ赤な<血色素>になるんです。

だから青野菜をたくさん食べていると、<血色素>がどんどん作られ、サラサラした<正常な血液>になる、という仕組みです。

・・・・この項、引用及び参考は
日本人の栄養学講座「食べ物さん、ありがとう」 保健同人社
先生/川島四郎 生徒/サトウサンペイ

こぼれ話4 ライオンはまず野菜を食べる

川島四郎先生の栄養学のお話を、先生の著作の中から拾ってご紹介しています。
詳しいお話は、下記の「引用および参照させていただいた著作」をご参考ください。

赤い血が流れている生き物は、みんな青野菜を食べなくてはならない。

戦前から先生はそうお考えで、ライオンなどの肉食獣も野菜を食べるはずだ、と思っておられました。
でも動物学者や栄養学者は、肉食動物は草食動物の肉を食べていれば生きていけるという考えだったようで、「肉食動物が草を食うなんてばかな」という目でみていました。

戦後、イギリスの女性動物学者が、アフリカでサバンナにテントをはり、動物の生態を観察・撮影しました。
そのフィルムの中に、ライオンがシマウマを襲うシーンがあり、ライオンはシマウマのふくらんだ腸から半消化の草を出して、それを食べていました。
それをお聞きになった先生は「バンザイ」と叫んだそうです。

後年、先生は何度もアフリカへ行かれましたが、その時、ご自身でもその現場を目撃されています。
先生のお話によると、ライオンは最初に一番柔らかい肛門を食い破り、腸管を引きずり出し、半透明の腸の中で草が半分溶けたものが見えてくると、のどを鳴らして食べ始めたそうです。
ライオンのお腹には、草を消化する能力や酵素がないので、草食動物の腸内の消化酵素と、半消化の野菜を摂るという自然の仕組みなんですね。

ライオンの食事マナーは、まず野菜を食べ、それから肉を食べるんだ、と。
これは対談のサトウサンペイさんのコメント。

・・・・この項、引用及び参考は
日本人の栄養学講座「食べ物さん、ありがとう」 保健同人社
先生/川島四郎 生徒/サトウサンペイ